2020 May. 19

チョイとヤバいかも…

最初の入院で2度の抗癌剤治療が終わり、リハビリも順調にこなし、「そろそろ一旦退院しましょうか」というタイミングに謎の発熱に悩まされることになる。

その日、日が暮れた頃に急に悪寒が襲ってきた。まるでマンガのように手がガタガタと震え始めた。たまたま近くにいた若いナースは驚き、チョッとしたパニック。すぐさまベテランナースを呼びに行く。

適切な処置がなされ、朝方には何もなかったように元気になっていた。しかし、夕方になると発熱を繰り返す日々が続くと、ドクターもチョイとお手上げ状態。

原因が分からないと、抗生剤をとっかえひっかえ試しながら様子を見る。抗癌剤の副作用なのか、何かの感染症なのか…不可解ながら1か月以上もそんな状況が続くと、「あ〜、もうこれで終わりかも…」と、楽天的が取り柄の男が目一杯メランコリックになってしまう。これが今年なら、新型コロナを疑われたかもしれない…。

普段は4人部屋だが、急に特別室のような個室に移動させられると不安も頂点になるが、昼間はいたって普通なのでこの特別待遇にラッキーと思えるほどのお気軽さも多少は残っていた。

これは後に仲の良かったナースさんに聞いたのだが、血圧も上の数値が50くらいに下がっていたし、時々意識もなかったし、もしかしてダメじゃないの…と思った瞬間もあった…とのこと。

最後にこの抗生剤を試してダメならどうしよう…的な感じで投与された薬が奇跡的に効いたようで、その日以降発熱がピタリと止まり、濃い霧が晴れたような清々しい感覚を味わうことができ、無事に生還できたことを実感。

点滴をナメちゃダメ
画像はイメージです。

これは余談だが、発熱の続いた期間まったく食事をしなかったので、さて、一体どこまで痩せたのだろうと妙にハイになっていたのだが、不思議なことにまったく痩せていない。「点滴をナメちゃダメ」とナースさんから一喝。栄養剤としての点滴の威力は凄いなぁと再認識。ま、どうでもいいことだけど…

 


 
 
 
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