2020 May. 17

不死鳥の如く(そんなカッコいいものか…)

還暦を過ぎた頃から頻尿に悩むようになり、60歳半ばになると、これはもう洒落にならないと腹をくくり、昨年ついに意を決して泌尿器科を受診。何となく予想と覚悟はしていたけれど、膀胱癌のステージ4と宣告されるとさすがにチョイと落ち込んだ。即刻入院を勧められ、返答に困っていると、「死んじゃうよ」と脅される始末。

最初の入院で2クールの抗癌剤治療をして一旦退院、体力を回復させてから再入院して膀胱の全摘手術という段取り。1日だけ猶予を貰って入院。入院当日に左右の腎臓と膀胱に管をつなぐ簡単な手術を終え、チューブ人間の出来上がり。その後、点滴や心臓のモニターなどでチューブの数は増えていく。本来はもっと重症患者に使われる言葉だが、まさに「スパゲティ(パスタ)症候群」という表現がピッタリの状況である。

膀胱癌ステージ4からの予後を5年生存率約50%くらいかなと考えており、もっと確率が低いか高いかは神のみぞ知る!と勝手に思い込んでいる。つまり開催日が延長したとはいえ、東京オリンピックは生涯で2度経験できる可能性は高いが、大阪万博をもう1度…というのが微妙な状況である。ま、後4、5年くらいの寿命がちょうどいいんじゃないかとチョイとネガティブなところもあるが、残りの人生の生きるモチベーションとして候補に挙がったのが、ネコとの生活。

ネコを飼う以上長生きが絶対条件と関係者からは進言される。当り前のことだけど今のボクにはけっこう厳しいけど妥当な意見であることは間違いない。ただ、今のボクには立ち止まって考える暇などない、残された時間には限りがある。そして、5月末には仔猫がやってくることになっている。友人宅で4月1日に産まれた5匹のブリティッシュショートヘアのうちオスとメスの2匹。

きっとうちの子世界で一番って言いそうになるはずだ。受け入れの準備に大忙しの今日この頃である。彼らにはもうすでにステキな名前が決定している。「ダダ」と「ジジ」。

アスラン
「ダダ」と「ジジ」のパパ「アスラン」

我ながらなかなかカッコいい名前と自負している。名前の由来は、1910年代半ばに起こった芸術思想・芸術運動の「ダダイスム」と、そして、有名なフランスのバレエ・ダンサー「ジジ・ジャンメール」からではなく、自身の現状からの自虐的ネーミングである。

入院前は「チョイ漏れ」だったけれど、手術後は「ダダ洩れ」になってしまった哀れなジジイ。つまり、「ダダ洩れジジイ」が名前の由来である。ま、彼らは知る由もなく、すくすくと元気に育っていくはずだ。そんな彼らの成長を見守りながら残りの人生を生きていこうと思っている。

インスタにも挑戦しようと思っているし、このサイトでも今日の「ダダ」「ジジ」を掲載予定。結局は究極の自己満足である。

 


 
 
 
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