2020 June. 1

どんでん返し

膀胱の全摘手術は12時間にもおよぶ大手術だったが、手術自体は順調で無事に終わった。当初聞かされていたことは、健康な人なら術後順調に経過して約1ヵ月くらいで退院できるかもね…と。

最初の入院でリハビリの大切さを痛感しているボクは、術後、極力歩く練習に励んだ。ベッドに横たわっていると確かに楽なのだが、後々の事を考えた場合、甘えていてはいけないのである。ただ、すでに乙女の美脚を手に入れているボクは、足の筋肉が復活し、以前のようなごっつい足に逆戻りするのがチョイと恐怖であった。せっかくスリムフィットが履けたのに…って、心まで乙女になったのかしら。

リハビリも順調、手術跡もキレイ、すべてが調子よく進行していった。この分だと、1ヵ月で退院できるかもしれない驚異の回復力と、ナースステーションではもっぱらの評判。健康ではなく、前回4ヶ月も入院しているヨレヨレが健常者とタメを張っている。ただ、ボクはすべてが順調な時は必ず大どんでん返しがあるものだ…ってな感覚を持っている、素直に順調な経過を喜べないニヒルなジジイなのだ。

そして、いついつ退院しましょうかってな話になった時、ドクターは何気ない一言を発した。「じゃ、一旦退院して、念のためもう一回抗癌剤治療しておきましょうか…」何か変な事言ってるよ、この人は…ってなものである。何言ってるの、抗癌剤治療って。ほらきた、大どんでん返し。これが世の常ってやつ…。

抗癌剤治療
画像はイメージです

「どういうこと?」チョッと頭が白くなり始めている(髪の毛ではない)。ある意味抗癌剤治療で死にかけたじゃん。もう一回ってどいうこと?当然の如く、即答は出来ない。病理は再発は確認できないと言っているが、念のためにしておいた方が安全とのこと。その時、返答には少し時間をくれとしか言えなかった。

術後1ヵ月で退院し、そして、テニス再開。これがボクのスケジュール。もう一回抗癌剤治療して、その影響でまた三途の川の渡し船に乗るはめになったらどうするのよ。また何か月も入院していたら2019年はずっと病院生活になってしまうじゃないか。

前回の入院での抗癌剤治療がかなり酷いトラウマになっていることは間違いなさそうだ。

友人にも尋ねてみた。「どう思う?」と。ボクの選択は治療しない。友人たちはボクの選択を支持。実際、癌ではなく、抗癌剤治療で寿命を短くしているケースもあるかも知れない(これはあくまで個人的な意見であって、医療に喧嘩を売っている訳ではない)。

しばらくしてドクターには「治療はしません」と伝えた。ドクターは何となく複雑な表情で「そうですか…」と答え、「では外来で様子を見ながら治療プランを考えましょう」と続けた。ま、死ぬまでに効果的な治療方法が発見されるかも知れないし、ここは深く考えても仕方ない…なるようにしかならない。

自分の選択が正解か失敗か…数年後には分かるはずである。

余談ながら、先週の金曜日に「ダダ」「ジジ」を京都まで受け取りに行ってきた。帰りの車中ではキャリーケースの中で大人しく寝ていたし、マンションに到着してからはすぐに部屋に慣れ、しばらく部屋の中を探索した後は大運動会を開始。まさに天使たちの降臨ってな感じである(たまに悪魔になることはご愛嬌)。

初日からボクのベッドで腕枕で寝てくれるホスピタリティぶりを発揮。ホント可愛い!ただ、SNSやテレビ番組に登場するネコやイヌの超可愛い画像や笑える動画など、何気なく見ていたけれど、いざ自分で撮影しようとすると何と難しいことよ。思い通りの画像や映像にはほど遠い…。彼らがやってきた初日からウェブやインスタに掲載しようと意気込んでいたのだけれど、お気に入りを掲載するにはチョイと時間と努力がかかりそうな気配が濃厚。

この可愛さをストレートに伝えたい…と思っているのだが、シャッターチャンスを逃してばかり。これって、連写してその中でお気に入りを見つけるという方法が正解なのだろうか。そして、動画にしてもオチがない。そんな面白動画なんてそう簡単に撮影できるわけがない。もしかして、ずっと撮影しっぱなしなのかなと思ってしまう。

取り合えずは、こんな感じの天使たち…という画像でお茶を濁しておきます。ご勘弁!

ダダとジジ
仲のいいダダとジジ

ダダとジジ
二人で夢の中

ダダとジジ
どんな夢を見ているのか…

ダダとジジ
腕枕のお次は指枕でネンネのジジ

 


 
 
 
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