2020 july. 19

嘘か夢であってほしい

予想外の展開が待っていた。

「残念ながら」、先週外来で受診した際のドクターの最初の言葉。肺と肝臓に転移が見られます…とクールに告知されてしまった。まさに残念ながらこのような結果は想像してなかった。多少は楽観的なところもあるが、少なくても2.3年は何ともなく過ぎていくと高をくくっていた。

「少しでも早く抗癌剤治療を開始しませんか」と、ドクター。抗癌剤治療の言葉で昨年の入院時の謎の発熱に苦しんだ光景がフラッシュバックする。もうボクには抗癌剤治療の選択肢はない。また、抗癌剤とは違う薬剤での治療もあるというが、薬ってことはやはり副作用のリスクは大きい。もうこれ以上ボロボロになるのは勘弁してほしいってのが本音。

この調子で行くと、自身の予後生存4年予想というのが、少々早まる可能性が大きくなった。カウントダウンが現実味を帯び、残りの人生をフルスロットルで駆け抜けなければならなくなった。

なってしまったものはどうしようもない。誰のせいでもないし、運命をストレートに受け止めるしかない。ただ、その運命には多くの選択肢が残されており、それを自分で選択すれば後悔するわけがないと思っている。

昨日、有難いことに友人から治療に関するステキな情報が数多く集まった。その優しさには自然と涙が溢れた。ホント、涙腺が崩壊しているジジイである。その情報の中から自分に合う治療法を見つけたいと思っている。

ダダとジジのためにも長生きしなくてはならない。昨夜もこんな状況を彼らの目を見つめながらこんこんと伝えたのだが、ただキョトンとした眼差しで見つめ返されただけだった。ま、ボクの状態やネーミングの由来を知らないってのがある意味救いである。

余談ながら、1年前に膀胱癌ステージ4で膀胱の全摘手術したから、肺と肝臓の転移はステージ1か2くらい?ってドクターに尋ねると、これまた残念ながらステージ4なんです…と。そりゃ助からないじゃん…と真顔でつっこんでしまった。

そりゃ助からないじゃん…と真顔でつっこんでしまった

こんな発表してしまったから、数少ない読者の方はチョイと驚かれていることだろう。ただ、死期が近いジジイという哀れな目で見ないでほしい。多分、来年には転移が消えている!ってなこともあり得るから。普段通りに接していただければ有難い。

この原稿を書かないという選択肢もあったのだが、自分でも残りの人生をしっかりしなくちゃという自戒の念を込めて書いてしまった。そして、こんなことを明らかにしたことによって今まで書きたいけれどどうしても書き辛いことがあっさり書けるような気がする。しかし、その話は次回にということで…なんせ内容が濃い話が続くと消化不良を起こすかも知れない…次回は笑ってやって下さい。

賞レースを狙う小説の執筆も急がなくては未完成という情けない結果に終わりたくない。

頑張れ!頑張れ!そして、急げ!


 


 
 
 
<< Back Next >>
 
 
pagetop